コロナ2週目、思った以上に症状が長引き、ずっとおウチに籠ったまま、リモートの仕事以外は、特に何もできず、思考の破片の渦をたゆたうだけ。
窓の外は秋晴れ。色づき出した木々の葉、高い空、遅い夜明けと早い夕暮れ。
秋はどうしてもセンチメンタルになるなというのは無理。
初めてイギリスに訪れたのも、こんな秋の日。何十年も前のことなのに、いまだにあの時のあの空気や鼻の奥がツンとするような感傷が鮮やかによみがえってくる。
まだ若かった父を失ったのも、愛しい母を見送ったのも、こんな秋の日だった。
夏の名残を惜しみながらも、ココロやカラダが内省モードに切替っていく。
時の流れが、少しだけ遅くなったような感覚。
そして何故か、体調を崩すのも秋が多くて、なんだかんだと、スローダウンしなさいという季節なのだろう。
未曽有のパンデミックから3年目に差し掛かろうという時期に、ついに羅漢した初コロナ。月の半分は日々の生活すらままならずの、脳に靄がかかったような感じで、どことなくボンヤリとしながら、シャカシャカと聴いていたプレイリスト。
センチメンタルでメランコリックながら、ああやっぱり自分のベースは等身大のインディーズ音楽なんだな、と改めて思いつつ。元気になったら早く音楽聴いてロンドンの街をモリモリお散歩したいー。
- Galaxie 500 – Moonshot (1988)
- Safe and Sound – Electric President (2010)
- Maximo Park – Leave this Island (2014)
- Bicep – Opal (2017)
- Sol Seppy – Enter One (2006)
- Pizzagirl – seabirds (2018)
- Blonde Redhead – 23 (2007)
- Wet Leg – Chaise Longue (2022)
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